| ミナス・ジェライス州 ベロオリゾンテ市の紹介 | |
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ミナス・ジェライス（Minas Gerais：全ての鉱物の意）州のベロ・オリゾンテ(Belo
Horizonte)市は、同州の州都です。首都のブラジリアから約６５２ｋｍの東部高原地帯に位置しております。ベロオリゾンテとは「地平線が美しい」という意味で、約２００万人の人口を有するブラジルで４番目に大きい都市です。ベロオリゾンテ市は標高約８５０ｍに位置しているため、平均気温は年間約２０℃前後と生活に適した高原都市でもあります。
あらゆる鉱石と多くの宝石を産出しており、特にドーセ川沿岸には埋蔵量300億トンと推定される世界最大の鉄鉱の鉱脈地帯があるといわれています。その豊富な鉄鉱石を精錬する多くの製鉄所が操業しています。1957年に日本製鉄との技術と資本の提携によって設立された「ウジミナス製鉄所」もその一つです。 |
| クラシックホテルの７階から見た ベロオリゾンテ市内 |
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【拝啓 訪問者様】 初めてお目にかかります。どうも、メールありがとうございました。ベロオリゾンテ市のガイドブックは日本にはございません。 人口約２００万人の市で、ブラジルでもブラジリア、サンパウロ、リオデジャネイロに次いで大きな市です。日本人が約２００名しか住んでいない所でもあります。 ２０年ほど前は、日本製鉄が鉄鋼石を掘り出して製鉄の技術移転をしたところで現在は撤退し、日本人の企業は少ないところです。私はここに技術協力で一ヵ月半滞在しました。 |
| アルコールを燃料としている車が多い | |
| ブラジリア、サンパウロからは国内線の飛行機で約１時間ほどでベロオリゾンテの空港に着きます。サンパウロのように日本人が多いところではありませんので日本人を見かけることはすくない市です。日本人が少ないとは言っても、日本料理の店はありますので、納豆でも豆腐でも寿司でもてんぷらでも何でも食べることはできます。ただし、料理の値段は現地では高めですが、日本円と比べると安いですよ。ビールも三種類程度あります。「ブラーマ」と「アンタークテカ」などですがね。ベロオリゾンテ市そのものは、ブラジルの中でも最も治安が良いほうですね。夜１０時以降に外出するのであれば現地の人と一緒の方が良いでしょう。そうでなければ危険ですからね。 女遊びも出来ますが自己責任です。ストリップ劇場も沢山あります。日本料理の店の情報もありますが、現地の人に聞いた方が無難でしょうし、中華料理店も沢山あります。大変よい、住みやすい市です。安心してお出かけください。日本と違うのは電話会社が民間企業なのでミナスジェライス州は電話代が一番高いです。テレホンカードも使えますし、ＦＡＸもＯＫです。日本にあるものは全て利用できますよ。ただし、コンビ二で日本食は買えません。あるのはマグロかさばの缶詰程度です。ハンバーグのマクドナルドは大いに利用しました。 それから、市内での英語はホテル以外ほとんど通じないと思ったほうが無難です。簡単なポルトガル語かスペイン語を勉強なさると会話に不自由がありませんよ。特に数字と挨拶関係をね。日本語は全く通じませんでした。英語を話せるのはブラジルでもエリートクラスと考えた方が良いでしょう。風呂はシャワーしかありません。ブラジリアの「ナウン」ホテルですと日本式のバスに浸かることができますが、ほとんどのホテルはシャワーで終わりです。 水はペットボトルの飲料水しか飲めません。間違っても水道水は飲まないでください。硬水ですからすぐに下痢をしてしまいます。 もし、ホテルに滞在するようであれば、チップを忘れないように、ボーイさんにはお世話になるたびに米ドルの１ドル程度、部屋を掃除してくれるメイドさんにも毎日、枕の下に（１ドル）程度、現地で５００円程度のチップを忘れないでください。忘れるとサービスが低下します。タオルの枚数、トイレットペーパーの本数、石鹸などに影響があります。(^^; |
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 ホテルの朝食は、ブラジルコーヒーは飲み放題で、パンと肉類、果物の場合が多いです。昼は自分で見つけたお気に入りの食堂で取ってください。夕食はホテルとなりますがシュハスコなどの肉料理が多いです。たまにはおいしいのですが、毎日となると飽きてきますね。受付でホテルの部屋番号とサインをすれば朝食を食べることができます。夕食も同じです。洗濯は、パンツから下着までホテルで有料（格安）でやってくれますので遠慮しないでご利用ください。ホテルに長期滞在なさる場合は１週間単位で会計となります。 トラベラーズチェックか米ドルで現金を持っていくと思いますが、必要以上に現地の通貨と交換しないでください。帰国すると時に米ドルへの換金が困難です。できれば、米ドルで全ての会計をしてくださいね。１９９４年７月に導入された現地通貨のレアル（Real）は価値がありませんからね。ブラジルの食事は「フェジョアーダ」が日本人の口に合いますよ。ベロオリゾンテ市にも郊外型ショッピングセンターがあり、日本にあるものは全てあります。ですから、心配は要りません。帰国の際は、宝石、鉱石類が格安ですよ。ダイヤモンドなんか日本の１０分の１程度ですからね。ベロオリゾンテ市から車で１時間程度移動すると１８世紀にゴールド ラッシュで栄え、最初の州都であった観光地のオーロ プレト（Ouro Preto）に行くことができます。ここで貴金属を購入すると安価です。 ブラジルに行った時に「日本人らしい、そんな顔をした若い人」に会っても日本語は通じません（日系三世がほとんど）ですよ。空港でも駅でも若い日本人らしい人は全て英語かポルトガル語で話しかけてください。そうそう、成田空港からは、ロスアンジェルスまで１０時間、そこでトランジットして２時間、ロスからサンパウロ空港まで１２時間、計２４時間で到着します。時差は丁度１２時間です。また、国内空港（トランスブラジル航空など）に乗り換える場合も時刻表通りに運行されず、３０分程度遅れて出発することが多いのでイライラしないことです。「郷に入らば、郷に従え」でいることが肝心です。 日本が８月ですと南半球のブラジルは、丁度日本と反対の気候ですから冬となっております。寒さには注意が必要です。セーターの一枚は持って行ったほうがベターでしょう。ベロオリゾンテ市は約８５０ｍの高地にありますからね。 【その他のデータ】
私が滞在した１９９４年の３月は貨幣単位がクルゼーロ（Ｃｒ）でしたが、インフレが激しく、３月下旬が１米ドル＝７５０Ｃｒ、４月初旬８００Ｃｒ、４月中旬９００Ｃｒ、４月下旬、１ＵＳ＄＝１０５０Ｃｒでした。私がベロオリゾンテを去ってから３ヶ月後にデノミで貨幣単位がレアル（Ｒｅａｌ：Ｒ$）となったのでした。スパーマーケットで買い物をした後、レジに行ったら小額のつり銭が無いからと言ってチューインガムを一枚もらった経験があります。それだけ貨幣価値がなかったのです。 |
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・電圧／周波数： 110/127/220V 60Hzで、ホテルは２２０Vが多い。工場や商店は１２７Vが多い。ブラジリアは２２０Vであった。１００Vの電気製品を日本から行く場合、２２０Vから１００Vへ変換する小型変圧器（ACアダプター）やコンセントの変換アダプターを携帯すると便利。（豊澄電源機器株式会社などで製造している。秋葉原で容易に購入できる） （注意） ベロオリゾンテのホテルは「油沸器（電気ポット）」が室内に備えつけられていない場合が多い。その様な場合は現地調達して欲しい。半田ごての形状をして先端に蚊取り線香のようなグルグル巻きの電熱器が付いている２２０V用のものが売られている。そして、陶器製の肉厚のマグカップを購入し、水を入れてコテを突っ込むとお湯を沸かすことができます。（笑） |
| 学校では日本製用に１００Vのコンセントあり | |
| 【ブラジルの現地通貨はレアル（R$）】 ●米ドル→レアル：US$1.00＝2.18R$ ●レアル→米ドル：2.20R$＝US$1.00 両替の方法 ：高額でなければホテルのキャッシュで両替はできます。一般的に換算率は低い。
参考になったかどうかは分かりませんが、私が４５日間生活したベロオリゾンテ市のデータの概要をお知らせしておきます。では、これにて失礼いたします。ご健闘をお祈りいたしております。 ありがとうございました。【敬具】 |
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